好きな人とずっと一緒にいたい…。こう願うことはごく自然な感情でしょう。しかし、その「ずっと」というところが引っかかりますね。あまり現実的ではありません。実際に長年の交際期間を経て幸せな結婚をされる方もいらっしゃるのですが、交際期間が長くなってもなかなか結婚話が出ないカップルは、年々増殖しているということ、ご存知の方はいらっしゃいますでしょうか。長い交際期間…別れることなく一緒にいられたなら…そのまま結婚にというレールが見えてくると思いますよね?ところが…結婚しなくともそこそこ楽しい時間を経過することで、“結婚”という枠がなくなってしまってきていることも珍しい話ではないようなのです。長年一緒にいるんだから、けじめはきっちりつけた方が…というような周囲の意見に耳を貸すこともなく、のんびりマイペースで現状維持をしているようなのです。しかし、そのカップルのお互いが同じ気持ちになっているようであるならば問題はないのですが、片方だけがのんびりマイペースで、もう片方だけがやきもきしているような関係になってしまうのは良くないですね。長年交際しているカップルが、交際8年目にして破局…という話もたまに耳に入ってきますが、そのような場合の破局の理由としては、やきもきした相手の感情が爆発したことによることが多いとされています。
そうですね、個人的にも長い交際期間がある中でなかなかけじめをつけようとしない恋人は、ちょっとどうかと思ってしまいます。ましてや、同棲しているならなおさらの話ですね。特に籍を入れなくとも何の不自由のない生活を送れるのかもしれませんが、結婚はメリット・デメリットで選択することでもないでしょう。一緒に人生の時間を共に過ごす相手へのけじめ、これはある程度の時間を経過した際にははっきりさせた方が良いでしょう。そこで、結婚の意思がないならば…もし、相手に結婚願望があった際、その先の時間を一緒に過ごすことは…お互いのエゴにより悲しい結果を引き起こしてしまう危険性は大いにあります。お互いが結婚を意識しなくとも楽しい時間を“パートナー”として共有できる状態にあるのであれば、それはそれで1つの素晴らしい生き方になることでしょう。ただ、あくまでもこの関係性はお互いの本音の同意があってこそ成り立つ関係です。
もし、長い交際期間のある恋人と、結婚をしたいと考えているにもかかわらず…はっきりとしてくれない相手ならば、その恋人との時間を見直しして、お別れ…というけじめをつける選択肢もでてくるでしょう。結婚しなくともずっと一緒にいたいと思うならば…そのままの関係でもいいかもしれませんが、体裁ではなく本心ときちんと向き合っての答えを自分自身で把握し、本心では自分はどうしたいのかを見極め…心の声に従った判断をすることができると良いですね。お互いの意思確認、長い付き合いになると疎かにしてしまいがちですが、一度ゆっくりと話し合う時間が必要であるカップルは…多いのではないでしょうか。