元恋人…。多くの人が心と体の繋がった経験のある異性…。別れてからでも、何かしら未練が残ってしまったり、ふとした時に思い出してしまうことがあるのは仕方のないことでしょう。自分も恋愛経験や交際経験があるように、自分が好きになるくらいの魅力を持った相手にも…同じように“過去の恋愛”があることでしょう。これはお互い様です。しかし、この“過去の恋愛”により、現状の恋愛に影を持たせてしまうのも、また仕方のないことなのかもしれませんね。皆さん、いかがでしょうか?実際に交際期間中、過去の恋愛話を持ち出された経験がある方、また、逆に過去の恋愛話を持ち出してしまわれた方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
自分がついついしてしまうように、相手もついついしてしまうことはあります。ただ…これって聞かされた方は本当に気分が良くないですよね?「なんで過去の人の話をするの?」ですとか、「どうして過去の恋愛の思い出話をするのか?」と疑問に思うこともあるでしょう。思わず口に出してしまうこともあるでしょう。でも、どうしてそんな話を相手がしてしまうのか…その理由、お分かりになりますか?過去の恋愛話をする理由…それは現状の恋愛に対する不満のサインであることが多いのです。しかもその不満を…無意識で発してしまう場合が多いのです。過去の恋愛話は何もいい話だけでもないでしょう。「前の恋人のこんなところが嫌で別れた」と言う場合は、「だからあなたは同じことをしないでね?あなたは前の恋人にされて嫌だったことに限りなく近いことをしているから…これは警告です」の意味が隠されている可能性が高いです。また、ストレートに「前の恋人はこんあところが良かったなぁ」なんて話す場合、「あなたは前の恋人が良かったことを出来ていないよ?」という警告である可能性が高いでしょう。もちろん、言われるだけではなく、言ってしまう立場になる時は同じような感情が無意識のうちに出てしまっていることになります。過去の恋愛話が出るときは…お互いに警告であることを把握して、少しでも不満の少ない楽しい素敵な関係を築けるよう心掛けることが大切かもしれませんね。
また、元恋人と繋がりのある人が新しい恋人になってしまうケースもあるでしょう。これはキツイものがありますよね。自分にとっても相手にとっても。特に相手は、前の恋人と自分を比較されて負けたくないとの気持ちが強く出てくるでしょうし、前の恋人は終わった関係にも関わらず、自分の方が恋人として良かったと思われたい…という感情も出てくるものでしょう。私の友人たちは、この相手の友人同士の比較についての悩みを抱えているパターンが最も多かったですね。ことあるごとに、「前の恋人の方が良かった?」と質問されることにウンザリしていたり、ケンカをするたびに「前の恋人とヨリを戻したら?」なんて皮肉を言われることに疲れてしまっていたようです。また、前の恋人は「自分と今の恋人と、正直どっちが良い?」なんて下世話な質問をしてくる場合もあるようです。このようにせまい世の中で織りなされている人間関係に生きなければいけない私たちは、誰しもがこのような悩みを抱える可能性はあるものです。もし、皆さんが元恋人の友人と交際をすることになったら…付き合い初めにきちんと約束をした方が良いと思います。
このように、元恋人がその後の恋愛に関わってしまうことは…避けにくい問題であると思いますが、要はどんな関わりやトラブルが起こってしまったとしても、大切なのはその時の自分の感情と対応であります。ここは皆さんにお任せする判断になりますが…その時が来たら、少しでも良い結果になる方向へ進めるよう、心から祈ります。